稼ぐ手段

ファイナンス

時代により人の洗脳のされ方はかわる、と考えたことはありますかね。

てっとり早くご理解いただけるのが美人の基準。

genji

平安時代の絶世の美人。

現代、

beauty
出典

自分が感じる衝撃の差こそが、洗脳の結果です。

同様に「社会人になって稼ぐ」ということについて、多くの人が洗脳されていることに気づいてほしいと思います。

みなさんがご存知のマイクロソフト エクセルはパソコンの黎明期から提供されていました。当時はマルチプランなんて言ったっけ?なぜ、そんなに早くから表計算ソフトが開発されたのかというと、アメリカ人は全員自分で税務申告するからです。

言い換えると、複数の支払先からの所得が前提なのです。

日本ではサラリーマン制度に安住する人が多く、年末調整を企業がやってくれるため、埋もれています。
マイナンバーもあまり関心ないでしょう。

わかりやすいところだと、株やFXという投機、アパートやマンションを買って不動産収入を得ること、本を書いて原稿料をもらうことについては常識的に認められています。

なぜこれが「常識的に認められている」と書くかというと、ほとんどの企業が正社員の「副業を禁止」、まぁ不労所得は見逃すよ、と。

これは建前は「業務に専心してほしい」ですが、本音は「給料だけで暮らせるだろ」であったはずです。
高度成長期は入社したら衣食住、はては嫁、葬式まで会社が心配してくれていましたからそれでよかったのです。
従業員の期待に企業は確かに答えていました。

今、給料だけでは生活が苦しい、給料だけよりもよい生活をしたい、会社が倒産するかもしれない、会社を追い出された場合の安全弁を作っておきたい、残業代も払われないのに働きたくない、という労働者の考え方とは対立する古い考え方といえます。

あなたの知らないところで、奥さんは生活のためにサラ金に手を出しているかもしれません。
社宅の多い地域にはサラ金の自動処理機が必ず設置されてることにお気づきですか?

現在の企業はよほど伝統的で儲かっている企業以外は従業員の生活を丸抱えするなんて、とうの昔にやめています。福利厚生なんてベネフィット・ワンに入ってりゃいいじゃん、って考えです。

このように書くと、ほとんどの人が自分の働いている職場の経営者、上司、同僚の顔を思い浮かべてしまい、「そんなことはない」と思考停止します。

「みんながやっているから大丈夫」

あなたの職場の人達全員で、平安時代の女性は美人だと考えているのと同様ではないでしょうか。

一日の多くを使ってひとつの企業にいますが、それはタイトルに書いた「稼ぐ手段」のひとつに過ぎません。

にもかかわらず、仕事が終わってもダラダラと周囲の人と飲みにいったり、サービス残業してひとつの企業と生活の大半を共にしていることに疑問をもってください。

(もちろん、それが自分の勉強になる、スキルアップする、付加価値があがる、という考えのもとにやっているならやるべきです!)

これも多くの人が忘れていますが、サラリーマンは体一つが資本です。
その証拠に体以外のお金はすべて出ますよね。交通費、出張費、なにかするために必要な機材の代金。
すべて企業が支払います。

言い換えると従業員は体ひとつしか提供していません。それは平社員だろうが、課長だろうが、部長だろうが、事業部長だろうが、雇用者なら全員そうです。

だから、体を壊したら、いろんな手当があるとはいえ終わりなんです。ゲームオーバー。

運良く健康であったとしても、定年、リストラでその企業とはたもとを分かつのです。

ひとつの企業に専心してしまっていた人は、ここでものすごい精神的なショックを受けます。
結果、鬱病になったり、企業を恨んだり、訴えてみたりします。
はっきり云いますが愚かなことです。

自分が稼ぐ手段をいくつか持っている人はそう考えないからです。
ひとつの収入の手段が失われた、と考えるだけです。

山一証券の残党の話。ダイエーやそごうの話。ソニー、パイオニア、オリンパスなどをリストラされた人の話。サンヨーをイジメ出された人の話を、雑誌や本で読んでも自分だけは大丈夫と考えている人のおめでたさにはいつも驚かされます。

確かに「俺、私は会社に評価されている。出世もしている。だから大丈夫ー」と考えている人は多数います。
私が勤めている企業でも若い人はそうやってべったり企業のために働き、休日は企業のやるボランティアに参画しています。毎日、充実していると思います。

出世を目指していて、突然、中途採用で自分の上司が来ない、となぜ言い切れるのでしょうか。

なにも自分が予期しない変化が起きない、と慢心しているだけです。

その証拠に先に書いた潰れかけ大企業はどれも「優秀な人」が出世して経営者になったのではないですか?

「だから仕方ない」

とんでもないです。

たとえば以前書きましたが、シャープとカシオは電卓戦争やってるころはシャープのほうが大きな企業だったのです。(白物家電やってましたからね)

ところが、今のカシオはキラーコンテンツをいくつも持っています。
シャープは液晶以外なーんもなく、それも海外のメーカーに追いつかれています。
再建策で赤字の事業でなんとかする、って頭おかしいわ。

こうなってしまったのは、優秀なはずの経営者がもたらした結果です。

優秀ならば道を誤らないという考え方はビジネスを軽く考えています。

そんな(ある意味)甘い考え方だから人生で途方に暮れた人や、生活がガタガタになった人がいます。

例えばこんな例もあります。
上場企業なので、女性も大事にされていました。
自分が課長になったからと、自分より収入の少ない旦那さんを下に見て、
離婚したらリーマン・ショックで会社のリストラにあい、
派遣で子供をかつかつ養う境遇になった人などもおられます。

私はこんな人々よりも、正社員になれない(ならない)でお金を稼ぐ手段を深く考えている人のほうが賢くなると思っています。

生涯賃金が正社員のほうが高い、という統計は嘘です。一時点でひとつの収入源しかカウントしないからです。
(それ以外、今は把握できない)

いまいちど、自分が「金を稼ぐ手段」について考えてみてください。
そこで初めて自立した個人としてものを考えることができるのです。
そこで初めて誰を友人にするべきかがわかるのです。

企業内で、いわゆるエリートと言われる人が人間として薄っぺらい点がここなのです。
どこまでいっても飼い犬であることにかわりはありません。
考え深そうな顔だけなら、蓮舫でもできるじゃないですか。

本当の自立した大人は、複数の収入源をもっていて当然ではないでしょうか。

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