リストラ候補に当選したら

11/4/2013の朝日新聞には日本IBMのロックアウトリストラについて細かく記事が載っていた。
外資系特有の各部門は上位の組織から言われたことを完遂し、全体での損害を考えない悲しさも伝わってくる。端的にいえば、こういう風に朝日新聞やSPAでブラック企業の代表と書き立てられることについて、対処できないのである。
例えばワタミが10/25/2013付の業績予想修正を出し、経常利益30億円を18億円に大幅に落としたのは、ブラック企業と世間から見なされている面はあるだろう。実際、企業によってはワタミを使うことを禁じたところもあるようだ。

今日のYahoo!経由、東洋経済オンラインニュースによれば、ミクシーが全社員480名程度(IR情報より)から30名程度をリストラ部屋に集めたという。
その狙いは「できる社員を温存し、実質的に指名解雇したいから」という。

この30人という数字は興味深い。というのも、先に書いた日本IBMでも従業員数は1万人を超えるが、ロックアウトされた社員はおよそ30名であり、大半が組合員であったということだ。

そんなばかな、と言われるかもしれないが、「どこぞの会議室を借りて、リストラ部屋にしよう」と決めると会議室のスペースから30名程度という数字が出てくるのではないだろうか。

会社ではその30名が、赤字の額だかなんだかで割り振られて、この部門から何人リストラ候補を出せ、とやるわけだ。

イヤな話しだけれど、人数ありきでスタートしている、と考えると自分の上のマネージャが何人リストラ候補をもたされ、誰がなりそうか、想像がつかないだろうか。
マネージャが無能なら、自分よりできそうな人間、媚びない人間は真っ先にリストラ候補に書き入れるだろう。

会社というものは、一定規模を超えると無能なマネージャであっても、その人の言うことを信じて処理が回るようにできている。ひょっとしたらリストラ候補になった人の中にも、できる人はいたかもしれない。
が、リストラはお金の問題であるから、間違いであったならば、新しく有能な人を雇えばよい、と考えるのである。
従って、本当はどうなのかはどうでもいい。ここが現場従業員との見解の相違になる。
(もちろん、長期的にはその企業は従業員の信頼を失い、ダメになっていくのが普通ですけどね。経営、計画だけしかしていない人には絶対にわからないのです。)

つまり、リストラ候補にあがったことを、なぜ私が、とか、実力、とかで考えても、あまり意味がない。むしろ交通事故に会ったと捉えたほうが本質に近いと思う。

不幸にして、候補にあがったら、一刻も早く別天地を見つけるように動くのがベストの選択であることは間違いない。

候補にあがらなくても、まったく対応策なしではなく、万が一の保険は考えておいたほうがよい。(外資系に勤める人には常識ですが)

例えばミクシーの場合、今後について朝倉社長は、これからはスマホのアプリの時代だから、そちらにシフトする、と言っている。これは事業戦略でもなんでもない。単に世の中の動きを追認しているだけ。しかもM&Aにご執心らしい。
さすがマッキンゼー出身、コンサルであり当事者意識がない。mixiが上場された時、なんといって投資家を騙したかお忘れのようだ。mixi独自の検索エンジンはどうなったww
だとすると、現在のSNSのビジネスモデルは崩壊するだけ、ということになる。今回、リストラ候補にならなかった人は次回も椅子取りゲームに参加することになる。かつ、儲からないビジネスは残った人もキツイ。
そして、ブラック化するのである。

こう考えると、早めにリストラ候補に載ったらラッキーで、一刻も早く儲かっている企業へ逃げたほうが合理的ではないだろうか。

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